投稿日時:2014-03-21 22:14:43
ビール
世界中で最もよく飲まれているお酒は、恐らくビールでしょう。
ビールにはワインと違い、どこか庶民的で気軽に飲める雰囲気があります。
その為、ビールは歴史の浅い飲み物だと勘違いされることが多いですが、実はお酒の中でも三本の指に入るほど古い歴史を持っています。
ビールの起源は正確には不明ですが、少なくとも紀元前3500年にシュメール文明でビール造りが行われていたことが判っています。
しかも、シュメール文明にとってビールは貨幣にも等しい価値があったらしく、労働の対価や国の税金、福祉としての支給物にビールが用いられたこともあったようです。
紀元前2000年頃にはビールを製造する地域も多くなり、やがてキリスト教が布教すると世界的にビールが知られるようになりました。
キリスト教といえば赤ワインのイメージが強いですが、実はビールも「液体のパン」と呼ばれ、キリスト教徒の間で親しまれてきたのです。
日本にも江戸時代なると、オランダ人によってビールが伝えられました。
そして、明治時代にはビール造りが盛んになり、現代に続く種々のビールが生み出されていきました。